Claude Code一筋だった自分が、ChatGPT PlusでCodexを触ってみた話

普段の実装はほぼ全部Claude Codeに任せています。今回、そこにもう一つツールを足しました。ChatGPT Plusで使える「Codex」です。

理由はシンプルで、Claude Codeが書いたものを、別のベンダーの目でもう一度見てもらいたかったからです。同じAIに書かせて、同じAIにレビューさせても、同じ癖は同じように見逃されるはず。だったら畑違いのAIに「これ、どう思う?」と聞ける環境を持っておきたい、と思いました。

Codexとは

Codexは、OpenAIが提供するAIコーディングエージェントです。ChatGPTのプランに含まれている機能の一つで、月20ドルのPlus以上を契約していれば、Web版・CLI(コマンド操作の画面)・エディタの拡張機能・iOSアプリなど、いろんな入り口から使えます。

使い方はシンプルで、「このバグを直して」「この機能を追加して」のように日本語で指示を出すと、Codexが自分のプログラムの中身を読んで、実際にファイルを書き換えたり、テストを走らせたりしてくれます。作業はクラウド上の専用の作業スペースの中で行われ、終わるまで1〜30分ほど、進み具合をリアルタイムで見ながら待つ、というイメージです。

要するに、ChatGPT版の「Claude Code」のようなもので、指示を出すとコードを書いたり、外部サービスと連携して実際の作業までこなしてくれる点はClaude Codeとよく似ています。ただ作っている会社(OpenAIとAnthropic)が違うので、得意なことや細かい癖は微妙に違います。

サイドバーに並んだ連携アプリに、素直に感心した

まず驚いたのが、外部サービスとの連携(コネクタ)のUIです。

Claude Codeで外部ツールと繋ぐ場合、設定から拡張機能を開いて、コネクタを選んで、というステップを踏む必要があります。自分は普段からある程度Claude Codeを触っているので、「どんな作業が必要になりそうか」をなんとなくイメージできていました。

一方Codexは、サイドバーの「プラグイン」を開くと、用途別にあらかじめ用意されたコネクタがずらっと並んでいました。GitHub、Chrome、Gmail——見た瞬間に「あ、これを押せばいいんだな」とわかる。ビジュアル的にも直感的にも、迷う要素がほとんどありませんでした。

正直、「さすが天下のChatGPT様だな」と感心しました。Claude Codeに慣れていたから迷いが少なかった、という自分側の事情を差し引いても、あの一覧性と分かりやすさは素直にユーザーフレンドリーな設計だと思います。

でも、GitHub連携だけは思ったより手こずった

ただ、全部がスムーズだったわけではありません。GitHub、Chrome、Gmailの3つを連携してみたのですが、GitHubだけ引っかかりました。

Codexの指示に従ってGitHubのサイト側で認証は済ませたのですが、いざ使おうとすると「リポジトリが見れません」と言われてしまいました。原因は、認証はできていても、リポジトリを見られるようにする権限そのものが付与されていなかったことでした。

厄介だったのはここからです。「権限が足りない」と言われたので、Codexの指示に従って「このボタンを押して、このページに飛んでください」という案内通りに進んだのですが、その案内自体が実際の画面と噛み合っていませんでした。指示された通りに進んでも目的のページに辿り着けず、余計に迷子になってしまいました。

認証自体はワンボタンで済むのに、その先の「権限設定」まわりの案内の精度は、正直まだ粗さが残っている印象です。

「どっちが優れているか」ではなく「どっちが自分に合っているか」

この2つの体験を経て思ったのは、優劣の話ではなく、向き不向きの話だな、ということです。

AIエージェントに不慣れな人には、Codexのように「あらかじめ用意された選択肢から選ぶだけ」の分かりやすさが合っていると思います。迷う余地が少ない分、最初の一歩を踏み出しやすい。

一方、Claude Codeが採用しているMCP(Model Context Protocol)という仕組みは、設定ファイルを書いたりCLIを叩いたりする分、最初の手触りは開発者寄りです。でもその分、決まったアプリ以外にも自由に連携先を広げられる自由度があります。自分のように、あれこれ複雑なことを自分なりにカスタマイズしてやりたい人には、こちらの自由度の方が最終的に合っている気がしています。

「初心者にはCodex、パワーユーザーにはClaude Code」というより、「自分が今どっちのタイプか」を考えるきっかけになる、という方が近いかもしれません。

Codexは今回GitHub・Chrome・Gmailの3つを繋いだところで、まだ連携を増やしていく途中です。実際にレビュワーとして使ってみて「Claude Codeが見逃したものを拾えたか」は、また別の記事で書こうと思います。